■ April 20, 2003(SUN)

・トリコ天誅より忍者ベストMDをもらう。クリップ集も借りる。いや〜。PSYCHOだね。「ハラショ」のベース凄まじい。「ニッポンブギ」の「ノーかイエスかどっちと聞かれて、苦し紛れにヨイショー!」って答えになってねー!ビデオでは作りこんでるものとたんなるライブ編集の手抜きとの差が激しい。トークも見所満載。踊りはすごい。衣装もどこか和風を取り入れてる。

・昨日はいい天気だった。大きな虹が出てたのだ。だが、今日は寒い!野外ライブのときはいつもそうだ。タダで見ようとするからあかんのか?

・駅の階段で女につっかかってる男がいた。ヒップホッパー風の若者やスーツのおっさんなどが「なんだなんだ?」と仲裁に入っていた。日本人はまだ正義感があるようだ。

・ボナン氏と代々木公園の「アースデイ」に行く。雨が降ってきて黒人のおっちゃんが「カ〜サ、カ〜サ」と叫んで傘を売る。400円。足元見るなあ。道路挟めばダイソーがある。

・ついでに原宿の鳥居も撮る。「セブンイレブン・エクスプレス」ってなんだよ!都心のコンビニは相変わらずトイレ貸さねえ!

・一個目は「モンゴディーバ」。姫神サウンド(民俗楽器とテクノロジーの融合)にチンギスハーンの血を引くモンゴルの歌い手が素晴らしいコブシを聴かせた。モンゴル舞踊のグラマーなお姉さんも笑顔が純粋でかわいかった。ウッドベースのおっちゃん、戦前の日本人みたい。ディジリドゥ&パーカスの兄ちゃん、長髪を結わいて長〜い髭。聖徳太子そのもの。目を閉じて瞑想。

・二番目、デッドにディジリドゥが加わったようなサイケユニット。みんな顔で弾いていた。

・サークルの先輩だったダチャンボの青木さんがいた。前日、クラブのイベントで朝がたライブしてきて寝てないと言っていた。かなり長いドレッドで民族っぽい服を着ていた。アースデイは毎年来てるらしく、他の客層と全く違和感なく溶け込んでいた。

ヘンプグッズ、ヘンプの酒、食べ物がかなり売っていた。「ヘンプ」ってウケル。

渋さ知らズの「渋旗有志」登場。今回はほとんどが管楽器だった。圧倒的な音圧だった。何よりも白塗り兄ちゃん(スキンヘッドにフンドシ。今回は一人)に釘付けだ!動きから顔からPSYCHO。ソロ回しはもうフリージャズ状態だった。

・「ゴクー」とか言う太鼓ユニット。また民族系かと思ったらバチで叩く和太鼓ユニットだった。ほとんど女の子で今風の衣装、髪型も今風でありながら「は!」とか掛け声を上げて超迫力。リーダーの髪型はヤマンバのようなすごいボリュームで、歌舞伎のように振り乱していた。カッコよすぎ!ここにもディジリドゥがいた。

・代々木公園入口には弾き語りが多かった。ゆず風コンビ、フォーク兄ちゃんなど、みな「ムリ」系だったが、一人「レッツゴー!」とか叫ぶデムパが目だってた。あのヘッドフォンはきっとヘッドフォンじゃなくてナニカの受信機だ。

・「はなまる」と言ううどん屋。100円!革命的!もっと流行れ。

・トリは「岡野弘幹 with 天空オーケストラ」天空と言うから民族系のまったりかと思った。実際、シタールとかパーカスとか、アコースティック主体の楽器が目立った。始まってみたら驚愕。あまりに熱くてカッコいい。圧倒的な迫力だった。今までいろいろ見てきた民族系の中では段違いの実力だった。と言うよりもう「どの国のどの民族のサウンド」とか分析不可能な、完全無国籍のオリジナルサウンドに熟成されてた。こんなの作れるんだ。メンバーや客がボルテージ最高潮でも、シタールのおっさんだけ目を閉じてひたすら動かず演奏。渋すぎる!まるで琵琶法師!この前のどんと院でブルースバンドにいたスティールギターの人がここにも加わっていた。めちゃ熱い過激な演奏だった。元チェンバロのドラム、ここでも参加。これは寒い中待った甲斐があった。

・終わって見れば、国際色豊かで、ディジリドゥがいないバンドは渋さの一つだけじゃないか?ディジリドゥがいない方が珍しいって凄いイベントだな。客層はほとんど民族衣装系やサイケ系で、普段街角(特に原宿)ではあまり見かけない人達がここでは多数派だった。「商業ベース」とか「売れ線」「大衆性」と言う音楽で生計を立てる上での重要な要素、でも、これが全てではない。この呪縛を解き放つと、違う世界はいくらでもあるんだな、と改めて。決して無価値ではない、確かに心を撃ったり熱くさせる音楽だもん。もちろん前者への拘りや挑戦をする人達の仕事も無価値ではない。両立は難しいでしょうな・・・。

小田急で女性のアナウンスが、ついに女性駅員が車掌になる時代、到来。そのうち女性運転手のかわいい声で「出発進行〜」が聞きたいぞい。

・キタ━━━━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━━━━!!!!
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