■ May 15, 2003(THU)

・朝、ラッシュの階段を昇ってたら、降りてきた兄ちゃんが小声で「サンジュク、ヨンジュウ・・・」はうわっ!階段数えてる〜!!階段マニアか?トリコ氏の仮説では「HPで全国の駅の階段調査をしてるのでは?地方の駅は仲間がフォロー」。鳥居君(もしくは健康ランダーの会)じゃあるまいし(笑)でも、ひたむきそうな兄ちゃんだった。一歩一歩踏みしめて数え間違えないようにしてた。

・スクープ 妖怪猫娘発見!
 日本では、古くから自然崇拝、動物崇拝、動物始祖伝承などがあった。天孫族を中心とする大和朝廷が中国の律令制にならい、政治・宗教両面から整備を行なった際、これら古来の信仰者で朝廷に従わぬものは「モノノケ」「オニ」「天狗」の類にされた。
 江戸時代、民衆の文化がようやく成熟した頃、民衆の想像力はこの古い伝承と結びつき、多くの妖怪が描かれた。
 現代、それらは迷信として風化しようとしている。終末思想もオカルトも宗教ももはや信じられなくなった今、私は見てしまった。そう。妖怪猫娘の実物を・・・。

帰りの電車。壁際によっかかっていた。隣に女子中学生達がいた。ひざ下までの長いスカート。スッピン。ノーアクセサリー。その格好は、一目で中学生とわかせ、興味も失せる?記号”を示していた。すると・・・
「にゃ!」っと言う奇声が!
ん?
よく聴くと、その中の1人の声が際立っている。
妙にとぼけたイントネーション。とろいテンポ。超ハイトーンのアニメ声。言葉の合間に「ふにゃ〜」「ふに〜」「ふにゅ〜」
などの音を発し、言葉の語尾はたいてい「だにょ」だ。
「ああねむいにゃ〜。電車じゃなかったら、ねむってるにょ。ふにゅ〜」
とか言ってる。さきほどの奇声は驚いたときに発せられるようだ(話を聴くとそれほど驚くべき内容でも無いのだが・・・)
顔を見ると、完全なスッピンに真っ黒でペタっとした髪。地味〜な感じ。目はキレ長。
キレ長!?
そうか、彼女はきっと人間社会に入り込んでる現代の猫娘に違いない。

ちなみに、連れが先に電車を降りたとたん、その子は静かになり、もはや「ふに〜」も「ふにゅ〜」も言わなくなってしまった。人間社会での姿にまた戻ったのだな。この状態ですれ違っても猫娘だとは気づかないはず。地味な中学生と記号化し、他の女子高生やギャルに目を移していただろう。あ〜貴重なシーンを見た。